アッサル湖は、ジブチの中央、タジュラ州の南端に位置する火口湖。一部はディキル州にかかっている。アファール盆地の海面下153 mに湖面があり、それはアフリカ大陸の最低標高地点でもある。
湖面の長さ10km、幅7kmで湖の表面積は54km2。平均水深は7.4mと浅く、貯水量は0.4km3ある。集水域の面積は900km2である。
湖の畔は塩原に囲まれている。主に北西部に広がり、西部にもその一部が延びる。その岩塩は採掘され、キャラバンが組織され、エチオピアまで運ばれ、通商の材にされている。
アッサル湖は塩湖であり、湖水は地球上で最も塩濃度が高い。34.8%と、死海よりも塩を多く含んでいる(水深20mで、39.8%の塩濃度が測定された)。湖の水源は、10km南東にあるアデン湾の西端であるタジュラ湾からの海水で潤される地下水脈である。