ダイドーブレンドコーヒーは、ダイドードリンコが発売している缶コーヒーで、同社の看板商品である。
1975年に発売。日本コカ・コーラのジョージアと並ぶロングセラー商品である。2000年代において同社飲料商品売上の5割強を占める主力商品である。前身は1973年に発売された「ダイドージャマイカンブレンドコーヒー」で同年に実用化されたホット販売対応自動販売機と同時に登場した。
誕生の経緯は、同社が分離新設された1970年代中盤の自販機ユーザーに多かったドライバー向けに「眠気覚ましにいいのでは?」と発案され、コーヒー本来・本物のおいしさを届けたいとのコンセプトで開発し商品化された。
缶は容量190mlのショート缶で、パッケージデザインの基本要素は発売以来大きく変わらずに引き継がれており、ジャマイカの国旗とコーヒー豆の状態別の色をモチーフにしたストライプとコーヒーを入れる麻袋「ドンゴロス」の模様が用いられている。
味は発売開始以来ほとんど変わっておらず、素材にこだわっており、コーヒー豆は中南米産を中心に厳選し、単品毎に丁寧に焙煎した後に独自の割合でブレンドしてから抽出し、乳成分は牛乳のみを使用し、コーヒー本来の味わいと香りを重視し無香料となっている。