米航空宇宙局(NASA)は2015年7月15日、探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の最新画像を公開した。最接近の1時間半前に7万7000キロの距離からとらえており、富士山クラスの氷の山々がそびえ立っているのが分かる。
ニューホライズンズは冥王星の赤道付近を撮影。表面に確認できる山々は高さ3500mほどだという。1億年以内に形成されたものと考えられ、まだ形成途中かもしれないという。写真は冥王星表面の1%にも満たず、研究者は、冥王星全体ではまだまだ地質学的に活発な動きが起きている可能性もあるとみている。
既に様々なデータが得られており、NASAの研究者は「基礎的な科学研究がどれほど重要なのか、ニューホライズンズはそれを示してくれるミッションだ」と話す。