弘前市役所ねぷた実行委員会・絵師 三浦 呑龍
‥扇ねぷた・大型の部‥
2014.8.1 弘前市役所ねぷた実行委員会
2014年8月1日に弘前市元寺町の市民参画センター前で運行された弘前市役所主宰のねぷたです。このねぷた絵を毎年描いているのが三浦呑龍絵師です。元々弘前市立博物館の館長をやっていたのですが、ねぷた絵に専念するために館長をお辞めになり、現在は津軽錦絵作家協会の会長を勤められています。
梨の木の精、曹操を悩ます
曹操が建始殿を建てようとした際、高さ十余丈(33m以上)ある躍龍祠(よくりゅうし)の梨の神木を素材に使おうとした。しかし、伐りに行った人々が「鋸でも斧でも伐れない」と答えたので、曹操自ら数百騎の兵とともに神木を訪れた。土地の古老が伐るのを反対すると、神を恐れぬ曹操は腰の剣を抜いて切りつけた。すると神木から血が吹き出し、曹操は身体中に返り血を浴びた。曹操はびっくりして剣を捨てて屋敷に戻ったが、その夜は眠れなかった。
うつ伏せになっていると目の前に梨の木の精が現れ、「汝の寿命が尽きることを知り、殺めに参った」と言ったので、曹操は悲鳴を挙げて目を覚ますが頭痛が止まらない。名医の華佗を呼び寄せたが、華佗は「頭蓋骨を切り開いて病根を取り除きましょう」と言ったので、曹操は恐れて華佗も殺してしまい結局治療できぬまま亡くなった。
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