■北極点のDATA
2015.3.20の皆既帯が通過する最終地点が、北極点となります。こちらは約2分弱の皆既日食が継続します。
北極点は北極海上にありますが、年中凍っています。過去、様々な探検家によって到達が試みられた場所です。今では砕氷船ツアーで簡単に到達できます。但し、費用は200万円ほどするので現実的な観測場所とは言えません。
もし北極点が晴れて皆既日食を観測できたら、2003.11.24にロシアのノボラザレフスカヤ基地で観測されたような地平線スレスレのコロナが見えるでしょう。計算によると、太陽は沈みそうで沈まないように見えます。また陸地の高低差がないので、水平線に沿って月の影である本影錐が見えるでしょう。北極点はオーロラ帯から北に外れているので、皆既中は南側の地平線にオーロラが発生するかも知れません。
North Pole DATA
90° 00´ 00.0" N △T=69.6s
0° 00´ 00.0" E
Magnitude at mid eclipse : 1.01330%
Moon/Sun size ratio : 1.03852
total solar eclipse : 1m 59.2s
Event Date Time (UT) Alt
(C1) : 2015/03/20 09:21:50.4 -00.1°
(C2) : 2015/03/20 10:16:10.9 -00.1°
(MAX) : 2015/03/20 10:17:10.5 -00.1°
(C3) : 2015/03/20 10:18:10.1 -00.1°
(C4) : 2015/03/20 11:12:26.9 -00.1° 2002.12.4の太陽高度4度の皆既日食
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