改札は、主に鉄道において駅員や乗務員等の係員や自動改札機により乗客の乗車券の効力を確認した上で既使用に改める行為である。元来、乗車券の使用開始の際に行われる入鋏・押印を指したが、現在では途中における乗車券の効力確認についても改札(車内改札)と呼ばれる。日本では、駅員が改札口に立って改札を行うことが多かったが、係員の代わりに機械が改札を行う自動改札機の導入が大都市圏だけでなく地方都市圏にも広がりつつある。
入場時には、切符に使用済みであることを示す印が入れられる。係員による有人改札ではそのための道具として、日本では鉄道創業以来長らく改札鋏という専用の鋏で独特の切込みを入れてきたが、1990年代を境に順次、駅名や鉄道事業者名と日付を示す改札印(スタンプ)が導入され、これに切り替えられた鉄道事業者が多い。また同時期に普及が進んだ自動改札機では切符が改札機に投入された際、券面に穴をあける。いずれの場合も、使用開始であることを示すために切符に改札鋏等で印をつけることを「入鋏(にゅうきょう)」という。出場時には、原則として切符を回収する。