まるか食品株式会社は、群馬県伊勢崎市に本社を置く食品メーカー。東日本を中心に長年販売されている「ペヤングソースやきそば」の製造・販売元。「まるか食品」という社名は、創業者の丸橋嘉蔵の姓と名を1字ずつ取って丸嘉→まるか、と名付けられた。
2014年(平成26年)12月2日、大学生(当時)が「ペヤングからゴキブリ出てきた」というメッセージと、湯を入れていない乾燥麺の内部にゴキブリと見られる虫が入り込んでいる画像をTwitterに投稿した。伊勢崎保健所では「製造過程での混入の恐れを排除できない」として商品の自主回収を指導し、まるか食品は「通常の製造工程上ではこのような混入は考えられないこと」としながらも、当該製品と同日中に同じラインで製造された「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば」と「ペヤング ハーフ&ハーフカレーやきそば」の自主回収を実施した。その後、当該商品を外部機関により分析した結果、虫はクロゴキブリと判明し、虫に付着していた油と製造工場で使用している油が一致したため、「製造過程での混入の可能性が否定できない」として、12月11日より本社工場・赤堀工場での生産を停止し、ペヤング全商品を販売休止とした。
12月12日には、同社を通じて外部機関による検査結果を報道各社が改めて報じ、混入していた虫の体内酵素「カタラーゼ」の働きが失われており、加熱されていたことが判明。虫に付着していた油が工場使用のものと同一かは、検体が小さいことから確認できていないとした。また工場内に設置された約30台の監視カメラの映像を確認した結果、何者かが意図的に混入した可能性を否定している。同社が「リコール保険」に加入していないことも分かった。
ペヤング・・・残念です。まだ当分工場の再稼働は無いでしょう。何回か食べたことがありました。店頭からペヤングソース焼きそばが消えた直後、ネットオークションで1個10000円の値が付いたのには驚きました。平成一桁台には食品会社で勤務していたので、他人ごとではないように感じます。食品はクレームが恐ろしいので、真摯な対応をしていればここまでの損害は無かったものと思います。リコール保険には加入するべきでした。